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中学のカリキュラム

四桁以上の足し算引き算、三桁以上同士の掛け算割り算、図形の合同、対称などさまざまなジャンルが小学校の教科書から姿を消している。この傾向は中学に入ってからも続く。小学校で習わなかった部分の計算や図形や比例の話などは中学に入ってからも習わないし、中学のカリキュラムからたとえば二次方程式の解の公式が姿を消している。英語にいたっては三年間の必修単語がわずか一〇〇語程度となってしまった。もちろん、これらの削減されたカリキュラムの一部は、最近のゆとり教育の見直し政策によって、教科書の「発展」という形で復活はしているが、以前の教科書と比べて明らかにカリキュラムは削減されたままだし、「発展」という扱いの場合、説明も練習問題も、わずかのスペースしか割かれていない。

出題傾向が特徴的な学校

出題傾向が特徴的な学校(難関校に多いケース)にかぎって対策テストを用意し、それ以外の学校の出題傾向をカバーした一般テストを作成・実施するわけです。こうした方式が可能な背景には「一部の難関校を除けば学校ごとの出題傾向には大差がない」という事情もあります。ですから一般テストで表示される合格可能性数値は非常におおざっぱな指標で、あまり信頼度が高いとはいえません。とくに対策テストが設定されるような学校(出題傾向に特徴のある難関校)に関しては一般テストでの合格可能性数値を意識する必要もないでしょう。テスト主催者が「一般テストでは合格可能性が判定できない」と判断したからこそ、赤字覚悟で対策テストを作成・実施するのですから。なお難関校の合否判定では、対策テストでの合格可能性数値より得点順位のほうが信頼できます。たとえば募集定員が三〇〇人の場合(大部分の志望者が受験するテストであれば)、得点順位が一番〜三〇〇番なら合格確実圏、三〇一番〜六〇〇番なら合格可能圏と判断します。しかしこれも直前対策期後半に入ってからの話で、直前対策期前半まではあまり意味がありません。

難しい哲学書

難しい哲学書や理数系の本は、日本語で書かれていても読めないように、英語もレベルの高いものは本国の人さえ読めません。レベルの高い英文を読むのはかなり難しいものなのです。英語に関して日本人が抱く誤解の一つが、早いうちに耳を慣らしたほうがいいというものです。たしかにそのとおりかもしれません。ただし、これには条件があります。それは日本語と同じように毎日、英語に耳と口で接していればの話です。周囲に英語を話す外国人が少ない日本では、常識的に考えて、それは不可能です。もちろん、子どものころにアメリカに住んでいたり、何年間もイギリスに暮らしたりしていれば、非常に耳慣れて英語がよくできます。これは英語がしゃべれればいいということなら効果的ですが、できるようになるのは、あくまでも日常生活で不便をしないレベルの英語です。